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執筆者の写真J Athletics Canada

トロント経由ヴィッセル神戸

更新日:2020年1月18日



すこし前の話。


ここトロントには割と多くのサッカー好きの日本人が多く来加する。ときにはサッカーボールとシューズだけを持ってやって来る若者、さっきまで高校サッカーで切磋琢磨してきた者から、「あー、あの時の柱谷のタックルはすごかった」、、、、そんな多彩な経歴と幅を持ってサッカーを楽しんでいる人と会える事はすごく嬉しい。


4,5年前のはなし。



我々のチームには(JFT時代)「サッカーをさせてください」とよく連絡が来る。

そんななか「運営のお手伝いをさせてください」と、連絡が来たことがある。

しかも履歴書付きで。



 当時、ワーキングホリデーのメンバーが多くを占めるチームで、自転車操業のように毎年のメンバーが入れ替わり、それでも「サッカーが好き」という思いだけで前に進んできたチーム。


そのうえ現地在住組は年々歳を重ねてそれでも負けじと運営とプレーを両立していた。


したがって、「運営を手伝いたい」という若者を、そしてその送ってきた履歴書にキャプテン翼が笑顔でボールを蹴るイラストが満載されたものを見れば断る理由は何も見つからなかった。それが若き日の彼との出会いだったかな。



気が向いたときにいいタイミングでいつも連絡をくれる、みずきこと 森脇瑞貴。



サッカーが好きで、サッカーの事で世界を進もうとするみずきにはいつも感心していた。

離れているからこそ彼の話を聞くのが楽しくて、会っていないから自分の事を伝えるためにすごく真剣に丁寧に説明するから、より自分が出来る事を見極めるいい機会になる。




時系列で言えば彼は

トロント- メルボルン -長野(ブラックプール)-メルボルン(ブラックプール)-

バレンシア - 神戸と目まぐるしくサッカーと共に移動している。


メルボルンではAリーグの下のカテゴリーのセミプロのトップチームで仕事をし、シーズンが終了してからは、Aリーグのメルボルンシティのコーチと一緒にトレーニングさせてもらう機会にも恵まれたようで、試合分析の業務に関わっていたという。



帰国後はJ3の長野でフロント業務に付きJリーグに関わる。


長野所属時にはブラックプールのチームの試合映像分析の業務をインターネットを介して行っていたという。


そして現在はヴィッセル神戸で昨シーズンから働いている。

 


主な業務はトップチームのマネージャーで主に選手・スタッフのウェア管理、練習と公式戦の用具管理、そして今シーズンに関しては、戦略室スタッフ(強化部)として、外国人選手、スタッフの契約資料の作成、通訳、クラブで使用するシステム及びソフトウェアの管理、、、と多岐に渡る仕事をしているそうだ。



それまではオーストラリア、イングランド、スペインのクラブで試合分析及び映像編集の仕事をしていたという彼は「周りも世界のトップクラスで活躍してきた人が来ていたので、そういう意味では刺激を受けながら仕事もできています。」と話す。


聞けば、帰ってくる言葉は決まって「サッカーは楽しいです。相変わらず。オーストラリアに行ってから、海外のクラブで仕事をする自信も得ました。逆に長野で仕事をしたことで日本のレベルの高さにも改めて気付きましたし、そこで仕事もできることも確認することが出来ました。」



オーストラリアでお世話になったという日本人が経営するサッカークラブ、コミュニティを紹介してくれたり、常に人のつながりを大事にする彼だからこそ、きっとどこに行っても愛されるサッカーへの情熱があるんだと思う。 http://www.gozamurai.com/


こんな彼の姿を、いつかスクール生達が見てくれる事を信じてこんな質問をしてみた。


-海外に出てきた理由は?-

ヨーロッパのクラブで仕事をすることを目標としており、その上で英語は必ず必要になってくるので、英語圏の国の1つであるカナダを選択しました。ワーキングホリデー協定国であることと、MLSが発展してきていることも理由の1つです。




-今やってる事は?- 

おもにトップチームが試合をするうえで、欠かせない業務を陰から支え、戦略室スタッフ(強化部)として、外国人選手、スタッフの契約資料の作成、通訳、クラブで使用するシステム及びソフトウェアの管理の仕事をしてます。




-12歳の時何を考えてたか?-

幼稚園の頃にJリーグがちょうど開幕したので、プロのサッカー選手になることが夢でした。


-J Athletics Canadaに期待すること-

日本やオーストラリアとの比較になってしまいますが、まだまだカナダはサッカーが根付いていないため、なかなか子供たちのモチベーションを高く持って行きづらい印象がありました。将来的にプロとして活躍するという意味では。ただ、スクールとしてスポーツを通じて人として成長するという意味では全然可能性はあると思いますし、成功してほしいと思っています。



 

そんなわけで彼を取り上げたのも、こんな試合があるからと言っても過言ではない。

イニエスタもポドルスキもビジャもすごいけどそれより凄い日本人対決が裏で見れるんだ。そんな興奮をひとりこっそり楽しもうと思う。Shoheiコーチとトロントの話を是非してくれたらこんな嬉しいことはない。




皆様今年も、J Athletics Canadaをスポーツと共によろしくおねがいします。




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