J Athletics Canada

2021年6月8日5 分

こどもがムカつく親の発言。

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「宿題しないんだったら、ゲームできないよ」


 

「いま片付けないんだったら、あそびいけないよ。」


 

「これ全部たべないんだったら、おやつ食べれないよ。」


 


 

○○できないんだったら、○○させない。

言ってしまってませんか?○○しないなら、○○できないよ。


 


 

この「2重できない」は子供にとっては恐怖でしかありません。


 


 

こどもはこの恐怖の回避のために取り組むようになり、それは何か楽しさとはかけ離れた取り組みになってしまう研究は多く出ています。

そしてムカつきます。(←これは研究結果ではない)


 

あとそんな保護者は居ないとは思いますが、その後にひとつやってはいけない事あります。それが

『約束を守らない』


 


 

こどもは全力で目標のために○○やったのに、実際はやれない、たべれない、時間が短い。しかも親のさじ加減で。

このなると結局こどもの中での思考は「あぁーどうせ母ちゃんが、うるさく言ってるからやるけど、どうせできないしな適当でいいか。」

そしてムカつきます。#2回目


 


 


 


 

ドキっ  としたそこの子供を持つ保護者の皆さま方。

大丈夫です。


 


 

きっと心当たりがあれば、それはおかあさんおとうさんが親業をめちゃくちゃ頑張ってる証拠です。ちょっと前まで赤ちゃんだった彼らが、こんなにも親をいらっとさせる天才になったと褒めてください。

「○○ないなら、○○しない」→「○○をして、○○しよう」

つまり「司令」や「訓戒」から「アドバイス・提案・協同」に変えてみてはいかがでしょう。


 


 


さてJACに通うキッズにはスポーツはもちろんの事、しっかりと勉強が好きなこどもでいてほしい。

オンライン授業や家での宿題が多くなったこの時期に、私達親はこどもたちにどんなサポートができるかスポーツ指導者の観点から考察してみようと思いました。


 
『考察① -学ぶ姿勢-』

ここ10数年みてきたサッカースクールの教え子で、『勉強』ができるキッズは、基本的に『学ぶ姿勢』が身についています。

つまり大体のサッカーの基礎について教わる時に、コーチの話やサッカーの理解が早いので言われた練習は、まずは試してたくさん失敗します。

ではうまい順に。

①コーチの話を聞いてすぐに試して出来る。

②コーチの話を聞いてすぐに試すが出来ない。

③コーチの話を聞かず、実践するが出来ない。

④コーチの話が理解しようとせず、実践もしない。

①②は

相対的にサッカーもスポーツも上達するスピードはあがりやすいキッズです。

③④については

ヘルメットを付けないで自転車に乗って、高速道路を乗り入れる感覚です。ご存知のように危ないです。

それと①②は指導する側から好かれる傾向にあるので、やはり学びの相互補完環境は整います。(教えたい、教わりたいがマッチする)
 

 

 

 
『考察②-続ける力-』
 

 
我々JACには教え子キッズが大人になってコーチとして参加してくれるます。この部分はJAC代表の海上が大きな声で言える、なによりも大きな価値です。

そんな卒業生コーチは決まって優秀です。

日英を両言語を使いこなし、日加の立ち振舞いも兼ね備えたハイブリットな大人です。

「JACを卒業するとめちゃくちゃサッカーもうまくなるって事ですか?」

いいえ、決してそんな事はありません。サッカーがうまくなるにはそんな簡単な事ではありません。

サッカー上達には継続的な積み重ねも大事だし、基本的な運動に夢中になれる事も大事だし、チームスポーツであれば人との対話ができなくてはいけません。

そして、この年代は保護者の負担とサポートなしでは成長はありえません。けどJACを卒業してコーチの道を歩む(教える側に回る)と多面的に「良い大人へ」向かいます。 

その秘密が知りたい場合は是非JACにご登録を。

https://www.j-athletics.com/register-1

そうです。彼らは継続することの大切さを知っています。

年齢や学年によっては遊びたいざかりの中、現地の友達は遊び彼らの土曜日は学校。次々と離脱する同級生と鬼のような宿題と思春期特有の反抗期。

それでも彼らはトロント補習校や土曜日の日本語学校に幼稚部から高等部までいって卒業しました。

本人たち曰く、「やめなかった奴が一番すごい。」との事。

(気づいたのは卒業してからとのこと。)


 


さて大人ができる子供にサポートってなんでしょうか。コーチができるサポートってなんでしょう。


 

それは行き着くところ

「好きを伸ばす」。今風にいうと「キッズの”ヤベェ”を増やす」

ことではないでしょうか。

ご褒美や、報奨やそんなものなくてもキッズが夢中になる、つまり「やべぇ」瞬間を大人がそっとつくる努力は続けたほうがいいなと。そんな風におもいます。

(注: 好きなことや出来る事だけやれば良いとは全く思いません。)

夢中は学びの機会を増やし、それが継続を生んだり、いつか仲間や親に感謝できる瞬間がうまれたり、勝ち負けの悔しさや、練習の辛さを乗り越える力を育んだりします。


 

大人はキッズが夢中になってる姿が大好きで、キッズが笑ってる笑顔を見たいから多少の犠牲はいとわない。だから時に厳しい言葉がけになってしまうんです。

(キッズにはつたわらないかぁ)


 

我々が子供だった頃の常識は変わりきっとこれからもこの答えは少しずつ形やニュアンスを変え、進化していく内容です。

勉強にも、スポーツの競争にも、毎日の生活にも脳を刺激する発見があったらキッズの世界はもっと楽しくなる。本気でそう思っています。だからムカつくことが少しでも減ればいいな。


 


 

タイトルはすこしきつめだったけど、コーチとしての心構えと親としての立ち振舞をもう一回見直そうと想った回でした。


 


 


 

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